・「都会の原野」詩集 中野繁雄
・昭和21年 ロマン書房(神戸)
・文庫判変型 78頁
状態
・経年劣化はありますが、状態良
※全頁、金銀振り和紙(鳥の子)の、戦後すぐにしては贅沢な造本である。金銀が写真では分かりづらいですが、散りばめられてます。
※本書には、焦土と化した日本の都会に接し、美とこころの緑を取り戻そうと唱う詩の数々を収める。
※中野氏は兵庫県洲本市出身の詩人・小説家である。戦中に戦場を活写した詩集「馬と征く」「今日もまだ生きている」を出し、注目される。戦後、文化雑誌「パラダイス」を竹中郁らと編集した。「暗い驟雨」で芥川賞候補となる。
※本書の版元、ロマン書房(八木猛)は、戦後すぐ神戸の湊川に開いた古本屋で、ここに神戸の詩人たちが集まり、同人誌「火の鳥」が発行された。中野氏も同人に参加。
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